| 第8回アジア選手権大会壮行試合(ブラジル戦)(2006年5月) |
 <満員の大阪会場>
3月のブラジル遠征に続いて、今回はホームでブラジルを迎え撃つ。ブラジルとの対決はこれで遠征が2回、タイランド5の大会で1回、この壮行試合で計4回対決することになる。日本で見ることが出来るのは初めてで、なんと2日目の代々木体育館には約9000人の観客が訪れた。やはり、本物が見たいニーズが強いということであろう。そんな中、日本はどれだけ良いパフォーマンスを見せることができるであろうか。
<メンバー>
監督はサッポ(順不同)
GK 石渡 良太 府中AFC(東京)
GK 川原 永光 PREDATOR(千葉)
GK 定永 久男 太陽薬品/BANF(愛知)
FP 藤井 健太 PREDATOR(千葉)
FP 前田 喜史 府中AFC(東京)
FP 金山 友紀 CASCAVEL(東京)
FP 小宮山 友祐 FIRE FOX(東京)
FP 小山 剛史 府中AFC(東京)
FP 高橋 健介 PREDATOR(千葉)
FP 豊島 明 LONDRINA(神奈川)
FP 比嘉 ヒカルド(琉球FC)
FP 木暮 賢一郎 ナザレノ(スペイン)
FP 鈴村 拓也 バルガス(スペイン)
FP 小野 大輔 テルニ(イタリア)
*比嘉はサッカーよりフットサルを優先したらしく、結果的にはブラジル遠征メンバーに対して、比嘉、海外組の木暮、鈴村が追加され、さらにキーパー3人体制で定永が追加されたため、神、近藤、山田、北原が押し出されることになった。
残念ながら、市原の復帰はならなかった。キーパーは3人が選ばれたが、2人体制ならば、誰がFPで残ったのだろうか。
<第1日目 5月3日(水祝)、・・大阪中央体育館>1−6● 木暮1得点
(観客動員数は、発表によれば5627人なので、過去の親善試合の記録を塗り替えた。)
先発
日本:高橋、小宮山、藤井、小山、GK川原
ブラジル:4ジマス、5カリーニョス、11アリ、12ファルカン、GK2チアゴ
日本は、海外組をあとにまわしてブラジル遠征メンバーを先発にする作戦に出た。これは、まだ、海外組の息が合わなかったか、あえてブラジルが知らないメンバーを温存したか定かでないが、あっさり4分にボールをさらわれ速攻からカリーニョスに先制され、少し作戦が狂ったのかも知れない。
結局、海外組+比嘉中心の(木暮、小野、鈴村、比嘉)メンバーでほとんどを戦うことになったのだが、リズムに乗れず、その後も11分、12分とミスから失点を重ね、残り1秒まで0−3という苦しい展開になった。
しかし、その終了間際、流れの中から早いパスまわし、最後は木暮が決めて1点を返し、後半に望みをつないだ。
そして、後半、期待された日本は、海外組+藤井の攻撃的セットでスタートした。惜しかったのは、ゴール中央やや右のフリーキックのチャンス、左サイドぎりぎりには木暮が待ち構え、その前には小野がポジションを取る。これは、木暮に流した瞬間、小野がDFをブロックをして木暮をフリーにして、ダイレクトに木暮がシュートを打つサインプレーである。
そして、ドンピシャ、作戦どおり木暮がシュートを打ったが無情にもボールはサイドネット、1点差にするチャンスを逸してしまった。
そして、そのあと、ファルカンに豪快な一発を決められてしまい、日本は意気消沈。終わってみれば後半と同じく3得点を許し、日本は1点も入れることはできなかった。(後半5分ファルカン、10分ギーナ、残り3分バルディン)
ファルカンの一発は、ほんのちょっとフェイクを入れ、作ったシュートコースをグランダー気味のミドルで決めたシュートだったが、GK川原はほとんど動けけなかった。
日本にとっては、リズムを失う悔しいファルカンであったが、ファンにとっては満足の行くパフォーマンスでもあった。
こうして、初戦は1−6で日本が敗れたが、ファルカンの一発以外は、日本が前がかりに行ったところをボールを奪われたミスがからんだ失点であり、まだまだ修正できるものである。
また、ブラジルが時差の関係で疲れや若干手を抜いている面もあるかも知れないが、日本は、ボールキープが出来ているときは出来ているので、第2戦の東京ラウンドは好ゲームが期待できる。
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<第2日目 5月5日(金祝)東京代々木体育館>・・0−3●
(観客動員数は、発表によれば8749人なので、1昨日の大阪の記録を再び破り、過去最高となった。写真はほぼ満員の代々木第1体育館・・・この動員記録はしばらくフットサルの歴史に残るだろう)
日本の先発は、大阪ラウンドと同じ、高橋、小宮山、藤井、小山、GK川原、5分くらいから攻撃的な木暮、小野、鈴村、比嘉のセットに交代する。
惜しかったのは、木暮の3回ほどのシュートチャンス、いずれも混戦からボールを奪っての速攻でキーパーと1対1となったが、決めることはできなかった。
木暮の得点機会に限らず、全般に日本の得点機は、どうしても自陣からの速攻が多く、長い距離を走るため、最後の詰めが甘くなってしまう。むろん、これはこれで決めなくてはならないのだが、もう少し、高い位置で戦い、ボールを奪ってからの距離を縮めなくてはならないだろう。
しかし、ボール捌きのうまいブラジル相手ではスペースを空けないため、低い位置で守らざるを得ないことも確か、前半を12分のファルカンの1点に押さえ、速攻とはいえ攻撃チャンスも多く作った前半は、日本としては上出来の戦いといえる。
しかし、後半は、その長い距離を走るツケが来たか、日本は疲れてしまい、攻撃力は半減してしまう。
守備も次第に集中力が切れ、決してブラジルも良い出来ではなかったと思うが、後半9分、見事なワンツーを決められ、2点目を奪われる。(13番バルディン)
本来なら日本もやりたかった得点パターンであったが、この日は、そのもっとも有効なパターンを発揮できる金山がケガでいない。
さらに残り5分、自陣のゴール中央、激しいボールの奪いあいからブラジルの足技が勝り、ボールを奪われ、この日の3点目を献上してしまう。(15番アリ)
その後、比嘉のパワープレーから何とか1点を奪おうとする日本だったが、その力は残っていなかった。
この日、大阪では出場機会がなかった豊島、前田が出場したが、時間はわずか、ブラジル相手に戦うには前後半を通じて総合力で戦わざるを得ず、最後は選手層の差を見せ付けられた。
(ちなみにブラジル選手の平均年令は24才、日本は26.5才である。)
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